県内私立学校で勤務している先生たちに私学の魅力を聞いてみました!
(公社)静岡県私学協会
私学教員採用総務委員会
※掲載している文章は原文ママです
【東部地区】
★飛龍高等学校
Q 私立学校に就職した理由、良かった点
A 教科の中で「福祉」を設置している高校かつ部活動の指導ができる学校を探しました。私学では学校独自の授業(学校設定科目)があり、学校の実情に沿って、学校行事・授業・課外活動に取り組むことができます。仕事の内容が公立とは異なり幅広く、生徒募集課・進路指導課・生徒指導課・研修課など、教員として様々な力が身につきます。
Q 学校独自の研修等
A 校内に研修課を設け、教職員が自己研鑽できる機会が多くあります。今年度は「ともに学ぶ ともに創る」をテーマに学級経営・授業研究・保護者とのかかわり方などの研修を行っています。また、外部講師を招きチーム(組織)づくりの研修を行い、“飛龍高校らしい” 組織づくりをボトムアップキャンパスを題材として、自由参加形式の研修を行っています。
Q 福利厚生面について
A 一般的な企業と変わりありません。
Q 部活動に関して
A 部活動が盛んに行われ、寮を完備し県外・県内遠方の生徒が寮生活をしながら通学しています。オリンピック選手・大相撲・プロスポーツ選手を各部活動が輩出しOBが活躍しています。私はサッカー部の顧問をしていますが、自分の好きなスポーツを思いっきり追求してさらに好きになってもらいたいと思います。中には親元を離れて生活する生徒もいます。その中で多くの悩みや葛藤もありますので何かあった時はサポートできる体制を顧問同士でとり、情報共有をしています。生徒が卒業後もさらに活躍をできるようにサッカーを通じて成長してもらいたいと考えています。
Q 自己PR
A 母校ということもあり、教員という立場ですが、一人の先輩として私自身の経験を伝えていきたいと思います。時代は違いますが、頑張っている生徒たちの姿を見ると私自身も教員として刺激を受けます。一人ひとりの人生で一度しかない高校生活にふれあえるのは、大変な部分もありますが、やりがいを感じることの方が多いです。
★ 校長からのメッセージ
A 生徒と一緒に成長しようとする教員を求めます。
時代とともに教育の在り方が変わります。そして在籍する生徒も年々変化します。その変化を察知し、生徒一人ひとりが「学んで楽しい」「わかることが楽しい」そして、「入学して良かった」と思ってもらえる一助になってほしいとの思いからです。
時間はかかりますが、その変化を実感できることは私立高校の良さだと考えます。
【中部地区】
★城南静岡中学・高等学校
Q 私立学校に就職した理由、良かった点
A 大学4年次は公立高校と私立高校のどちらで勤務するのか悩んでいました。しかし、地元で働けることや、学校見学や文化祭に伺った際の雰囲気が良いと思い本校に勤めることにしました。学校や生徒の雰囲気をつかみ、長期的な目標を立てながら教えられるのが良いところだと思います。
Q 学校独自の研修等
A 授業見学は自由に行くことができ、困ったことがあれば周囲の先生方に相談できます。1年目だからこそかもしれませんが、ある意味で毎日が研修の日々です。
Q 福利厚生面について
A 採用時から有給を取ることができ、長期休暇中に積極的に有休を取ることが推奨されています。また、月に一度短縮時間割が設定されています。
Q 職場の雰囲気について
A 先生方は生徒と向き合いながら働いていらっしゃいます。生徒たちが良くないことをしたら、きちんと何がダメなのかを伝えていらっしゃいます。相談をすると、先生方はどうしたらいいのか共に考えてくださいます。
Q 部活動に関して
A 本校には10の運動部と15の文化部があります。大会に出場したり展示会に出品したりと、生徒も各々頑張って活動をしています。授業以外で生徒が頑張る姿や輝く姿を見ることができます。
Q 自己PR
A 私は新卒で1年目の教員です。卒業校ではないため、生徒の雰囲気も違い、授業も生徒との関わり方もまだまだ分からない部分が多くあります。様々なやり方を模索して悩みながら教壇に立っています。日々、周りの先生方や生徒から学び、少しずつ前へ進んでいます。ぜひ一緒に悩みながら頑張っていきましょう!
Q 学校PR
A 静岡駅の南側にある中学と高校です。中学では英語や国際交流、体験学習に力を入れています。高校ではICT科と普通科があります。生徒たちと距離が近くて、良い意味で「くせが強い」生徒たちとたくさん出会えると思います。
★ 校長からのメッセージ
A 最近は公立より私立を選んで頂ける先生が増えてきました。それに伴い私立単願の生徒も増えています。教員が生徒のために3年間あるいは6年間しっかり面倒を見ることが出来る事、大学、専門学校や就職の推薦試験のため資格取得やマナー、プレゼン能力等社会人として一生必要な能力を身に着けさせたいと考えています。
★常葉大学附属橘中学・高等学校
Q 私立学校に就職した理由、良かった点
A 建学の精神のもと、毎年度同じ方向性で生徒と向き合うことができるところが魅力です。私が勤務している学校法人では勤務校が3校のため、一緒に働く人があまり変わらず時間をかけて人間関係を築くことができるとともに、信頼できる方々と安心して働くことができます。卒業生が学校に顔を見せに来た時に、成長した姿を見られることも嬉しいです。
私自身が私立高校出身なため、私立で働きたいと思いました。また、異動が公立に比べて少ないため卒業してからも当時の恩師と関係を築けています。公立中高と異なり、生徒募集活動と入学者の人数が大きく関係するため、組織の一員としての役割を考えながら働くことができるところが良いところだと思います。
Q 学校独自の研修等
A 法人本部の教員基本研修や企業等と連携した独自の研修が多く、スキルアップしていくことができます。また、研修で学んだことを生かす場が多く、研修を受けることで授業や業務が進化することを実感しやすいのが魅力です。
Q 福利厚生面について
A 日本私立学校教職員共済制度(健康保険・年金)、雇用保険、労災保険、住居手当、年次有給休暇以外に厚生休暇あり(時間取得可)
Q 職場の雰囲気について
A 本校は、84名(男性55名、女性29名)の教職員がおります。そのうち半分以上の44名が20代30代の先生方で活発な職場環境です。教員団として組織的に教育活動を行っており、相談しやすく働きやすい環境です。
Q 部活動に関して
A 私学は、充実した施設を持つ学校が多い印象もあると思います。そのため、運動部だけでなく文化部も含めて部活動が盛んな学校が多いです。本校では全国大会出場といった目標はもちろん、部活動の目的である人間形成にも力を入れています。運動部15団体、文化部11団体。
Q 自己PR
A 私学では、各学校の建学の精神に基づいて、生徒と保護者の方々、そして教職員で、一体感のある教育を行うことができます。また異動が少なく、教員としてのキャリアを着実に積み重ね、成長ややりがいを感じることができます。また本校では1年単位の変形労働時間制を導入し、心身共に健康である教員が教育活動にあたれるように改革を進めています。
Q 学校PR
A 給与等は公立教員に準じています。待遇等の詳細は常葉大学のホームページをご覧ください。
★ 校長からのメッセージ
A 本校はここ数年で生徒数が大幅に増加し、中学・高校合わせて在籍者数が現在1,400名を超えており、県内でも大きな学校の1つになっています。生徒の男女比は私学としては珍しく1対1になっており、また専任教職員数は80名を超え、非常勤講師まで含めると140名を超える教職員が勤務しています。「より高きを目指して~Learning for Life~」を建学の精神に掲げている本校は学力を伸ばし、人間性を高める教育を目的とし、ICTを活用した授業や探究活動などの様々な諸活動も盛んに行っています。「自ら学び、高い目標をもってチャレンジする姿勢」を通して社会に貢献できる人を育てていきたい、それが橘中高の願いです。橘中高での学びが、きっと「正解のない社会」の中でよりよい人生を切り開く道具になると私たちは信じています。「新生・常葉大橘」として今歴史が変わろうとしているその瞬間に、皆さんと一緒に橘の歴史を作っていきましょう!
【西部地区】
★浜松聖星高等学校
Q 私立学校に就職した理由、良かった点
A 新卒で県の教員採用試験を受験したが落ちてしまい、次の手として私学適性検査を受験しました。初めは働きながらもう一度受験し、県教員を目指そうと思っていました。しかし、異動がない点や職場の雰囲気が良い点に魅力を感じ、このまま私立学校でも良いのでは思うようになりました。公立から来た先輩教員から働きやすい環境であることを教えていただいたことが決め手となり、私立学校就職を決めました。
Q 学校独自の研修等
A ・全教科で学期に1回授業研究会を実施しています。・職員全体では、年に4回程度、学習、保護者対応、生徒理解等、その時に必要な研修を実施しています。・個人ではアクティブラーナーを利用し、いつでもどこでも研修ができるようになっています。
Q 福利厚生面について
A ・冠婚葬祭や出産時には学校からの香料、祝い金、見舞金等が支給されます。
Q 職場の雰囲気について
A 教員同士仲が良く、年齢問わず気軽に話しかけて良い雰囲気があります。また、職場への改善点や仕事・プライベートな相談を自然と口にできます。休日に集まって遊ぶ方も中にはいます。私もその一人です。
Q 部活動に関して
A ほとんどの先生が運動部・文化部の顧問(副顧問)として部活動に関わっています。若手教員は運動部を持つことが多いです。
Q 自己PR
A 今年で5年目になりますが、生徒指導や学校業務等でまだまだ学ぶことが多くあります。学校運営に必要な仕事も多くありますが、授業を一番大切にするという思いを持って日々励んでいます。
Q 学校PR
A 先生間だけでなく先生と生徒の距離が近く仲が良さそうという言葉をいただくことが多くあります。若い先生方も多く、いろいろな事を笑顔で話しながら、仕事ができる職場です。
★ 校長からのメッセージ
A 浜松聖星高校は、カトリックのミッション・スクールです。学校の使命として、キリスト教的人間観、すなわち、社会において最も弱い存在に寄り添う心、を生徒の中に育もうとしています。学力を向上させたり、希望する進路の実現を支援したりすることは、間違いなく大切ですが、私たちはそれ以上に、人間としての成長を重要視しているのです。
私が教員を目指す全ての方に期待するのは、何より生徒の幸福な人生を願い、そのために自分にできることを探してでもやろうとする気持ち、です。生徒のために考え、行動することに自らの生きがいを見出し、生徒の役に立てることに自らの幸せを見出す、そんな価値観、人生観を持った人が、一生の仕事として教職を選んでくれたなら、本当に嬉しく思います。
異動のない私立高校で、じっくりと腰を据えて、生徒たちに寄り添ってみませんか。皆さんと机を並べて仕事ができる日が、私に、本校に、訪れますように。
適性検査・履歴書預かり制度についての問い合わせ先
本HP内に適性検査・履歴書預かり制度について紹介しているページがあります。
ご覧いただき、ご不明な点がございましたら、お問い合わせください。
(公社)静岡県私学協会
〒420-0853 静岡市葵区追手町9-26 静岡県私学会館1階 アクセスマップ
電話(054)254-8208(代表)
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